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為替相場を動かす収支について|


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為替相場の価格が推移する理由として
国の収支も注目のポイントになってきます。

<収支によって通貨の価格が上がる仕組み>

・収支が改善した→通貨は買われる

・収支が悪化した→通貨は売られる

収支とは何か?

収支とはお金の「入り」と「出」の状態を表すものです。

収支のうち貿易収支を表す経済指標は、為替市場と
関わりが深いです。

貿易収支がプラスというのは、輸出分が輸入分の総額より大きいこと
を表しています。

日本やドイツの貿易収支はいつも大幅な黒字です。

米国や英国などはいつも赤字という状態が続いています。

なぜ貿易収支が為替相場に影響のか

貿易黒字が続けば、超過分の外貨がそのまま蓄積され、
いつかは自国通貨に交換されることになります。

貿易黒字国の通貨は売られやすくなるのはこのためです。

米国のようにつねに赤字である場合には、単月ペースで赤字幅の増減に
為替市場は注目します。

しかし、赤字分を埋め合わせていれば問題がないという発想から、
最近では、「対米証券投資」の収支状況で、どれだけ米国が海外からお金を
調達できているのかが重要視されるようになってきました。

集計するタイミングは若干違っていますが、
直近に発表された貿易赤字を投資資金の流入で埋めきれて
いなければ、お金の調達がうまくいっていないということになります。

また、国の収支を表す指標が「財政収支」です。

「財政収支」の悪化は国の信用力を低下させます。

また、国の借金である国債残高が増えることも信用低下につながります。

財政収支の悪化が金利上昇をもたらすこともあるため、その国の通貨
は売られやすくなります。

特に日本は先進国のなかでもGDP比で膨大な国債残高を抱えているため、
国債残高が大きく話題になる時や、日本国債の入札状況などが
悪いというようなニュースが出るときは、円に対してネガティブな要素になります。

貿易収支に関する主な経済指標

<米国の場合>

米国の貿易収支は毎月20日前後に発表されます。
ドルが中・長期的に下落している場面局面では特に関心が高くなる
傾向があります。

<日本の場合>

日本の指標として国際収支がポイントです。

発表時期としては月次/翌々月の下旬に発表されます。

<ユーロの場合>

ユーロは主に3つ注目しておきたい貿易収支に関する経済指標があります

・国際収支(四半期)
・国際収支(月次)
・ドイツの貿易収支・国際収支

国際収支(四半期)は1度、3月、6月、9月、12月(上旬)に発表されます。
これは欧州委員会統計局が、翌四半期の最終月に速報値を発表します。
その後、月次で改定値が発表されます。

国際収支(月次)は欧州中央銀行(ECB)が発表します。

ドイツの貿易収支・国際収支統計は、IMFの国際収支是要に記載されます。
原型数は翌々月上旬、季節調整値はその翌月に発表されます。




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