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スイスフランの特徴


チャート




第二次大戦以後に基軸通貨となった米ドルは世界のどこかで紛争
などが勃発した際には、有事のドル買いとして買われてきました。

しかし2001年に米国で起きた同時多発テロ以降、有事の際の
避難先として、スイスフランが買われることが多くなっています。

このように有事の際に買われる通貨のことを
非難通貨や逃避通貨と呼びます。

スイスフランは、スイス連邦が発行する通貨です。

19世紀以来の永世中立国であるスイスには、その特異な
体制のために世界でも有力な金融機関がいくつも存在し、
世界の金融市場に絶大な影響力を発揮しています。

このような政治性を背景に
スイスフランは高い安定性を誇ります。

スイスフランは金(ゴールド)よりも堅いといわれることもあり、
為替市場では保険的な意味合いで買われることもあります。

しかし国際的な犯罪やマネーロンダリングなどが問題になっている昨今では
世界的に金融規制を強化する流れから金融リゾートとしてのステータス
は失われてきました。

日本円と同様、政策金利が低いためキャリートレードの対象として
取引されることが多いです。

スイスの政策金利の推移

景気が低迷して2003年にはマイナス成長という時期もあり
2004年までは日本と同じように実質的なゼロ金利政策がとられてきました。

現在は再びゼロ金利政策となっています。

中央銀行の介入に注意

金融危機において低金利政策が続く中、2009年以降で中央銀行による
通貨市場への介入が特に目立っているのがスイスです。

特定のターゲットを設定しているわけではありませんが、
スイスフランが値上がりしてくると、スイス売りで市場参加者が介入してきます。

通貨ペアとしてはユーロスイスで行うため、この為替レート
の大台がスイス高のほうへ変わるとき、すなわち値段が下がるときには
注意している必要があります。

ファンディング通貨として重用される

伝統的にスイスは政策金利が低めに維持されています。

そのため、超低金利の続く円とともに、近年は金利差を利用した
キャリトレード
(金利が低い通貨で資金調達をして、より高い利回りが見込めるものに投資する取引形態)
のためのファンディング通貨(資金を調達するための通貨)として
用いられることが多くなっています。

将来的にも急激な政策金利の引き上げの可能性は低いと思われます。




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