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ユーロの通貨の特徴


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ユーロの特徴

ユーロは欧州をひとつに統合をするという
理想のもと、EU(欧州連合)加盟のなかに12カ国で
それぞれ発行されていた通貨を統一するために創設された通貨です。

その前進となるECU(エキュ)という通貨を10年以上にわたってテストし
99年に正式にスタートしました。

ユーロは導入した当初はは11か国から始まりました。

その後、旧ソ連邦構成国であるエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国と
スロベニア、スロバキアなどの東欧諸国も導入。

2015年時点ではで19ヵ国に上ります。

また、ブルガリア、ハンガリー、
チェコ、ポーランド、ルーマニアなどの国々が導入の準備を進めてもいます。

またイギリスはユーロという単一通貨の採用によってもたらされる
欧州の政治や経済的主体などが失われることを懸念して、

ユーロの導入は見送っています。

EUは全体で見れば、人口は米国の約1.6倍、経済規模でも
米国と方を並べる大きさです。

なのでユーロは、第二次世界大戦後ずっと世界の基軸通貨の役割を果たしてきた
米ドルに次ぐ第二の基軸通貨としてその存在を確固たるものにしています。

実際に、各国中央銀行の外貨準備の対象として
組み込まれたり、国際的な資金の決済を行う場合にユーロを使う動きもみられます。

これは米国が政治的に偏りがあると見られる向きから、
このリスクを避けたいという各国中央銀行や投資家の思惑も含んでいるからです。

ユーロ圏の金融政策は欧州中央銀行(ECB)で一元的に管理されています。

しかしながら加盟国によって、その財政規模やインフレ状況などの実情は異なり
また政治的名統合プロセスや内情の違いなどから、混乱することもあります。

それがユーロにもネガティブな影響を与えることがあります。

2010年に入って、ギリシャの債務問題が表面化しました。

また、経済規模規模だと、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアの4カ国だけで
ユーロ圏全体の約80%を占めています。

その中でも中心的な地位を占めるのがドイツです。

ドイツの状態でユーロ全体大まかな状態を把握することができます。

なお、基軸通貨を絡めない通貨のことをクロス通貨といいますが、
外国為替市場で取引される通貨の量は、米ドル、ユーロ、円の準で
上位3つを占めるため、ユーロ円(EUR/JPY)はクロス通貨の代表的なものと言えます。

また、現在はユーロ圏の中央銀行であるECB (欧州中央銀行) は、
EU内の金融機関が中央銀行に預け入れる余剰資金に
マイナス金利を適用するなどして緩和的な金融措置を取っています。

ユーロドルの特徴

ユーロドルは、ユーロ発足当初1ユーロ=1.00を下回って売り込まれたこともありましたが
その存在感の高まりと共に2001年以降は、すっとユーロ高で推移しています。

ユーロ発足前と比較すると、95年に記録したドルマルクの最安値も
2007年に超えてきています。

ユーロ円の推移

2001年以降、ユーロ円は一環してユーロ高の方向を
歩んできたが、その間、米ドルに対しては円高方向であったことを考えると
ユーロ自体が強くなってきたのがわかります。

クロス通貨のレートが動いてうる場合、その要因が背景
となって為替レートが変動しているのかをみていく必要があります。

ユーロ圏でも2001年のアメリカ同時多発テロの影響を
受け、段階的に2.00%まで金利は引き下げられました。

2005年からは経済成長率が上向きのため、4%まで
引き上げが行われました。

米国発の金融危機で2009年には1.00%
という最低レベルへ利下げが実行されました。

ユーロドルとドル円の値動きをチェック

ユーロ円の値動きを考えていく場合には、ドル円の値段と
ユーロドルの値段の両方を見ていかなければなりません。

それはユーロ円の値段は、米ドルに対する円の価値と、
ユーロに対する米ドルの価値で決まってくるからです。

例えば、1ユーロ125円だったとしたら
ドル円=95.00円とユーロドル=1.3157という
れトの掛け算から生まれてきます。

1ユーロが1.3157円ドルであって、1ドルが95.00円だから、
1ユーロあたりの価値は1.3157×95.00=125.00円となります。

たとえば、米ドル円が円に対して1%安くなったとしても、
ユーロが米ドルに対して同じ比率の1%高ければ、ユーロ円のレートは
変わらないことになります。

FX取引の王様といわれる通貨ペア

基軸通貨のドルと第二の基軸通貨となりつつある
ユーロで、外国為替の全取引量の約3分の2を占めます。

そこで、ユーロドル(EUR/USD)の動き全ての
通貨の動きに関わってくるので、目を離すことはできません。

数ある通貨の中でもユーロドルはよく外国為替取引の王様と
言われています。

ユーロドルは1ユーロに対して米ドルいくらかで表されます。

EUR=1.3500という為替レートであれば、
1ユーロを1.35米ドルと交換できるということを指します。

数字が大きくなればユーロ安ということになります。

注目すべき経済指標

ユーロで注目すべき以下の5つです。

・生産者物価指数
・消費者物価指数 (CPI)
・失業率
・ZEW景況感調査
・IFO景況指数
・製造業PMI

<生産者物価指数>

生産者が出荷した完成品や原材料などの価格変動を示す経済指標です。

生産者物価指数は、業種別や商品別、製造段階別などで分類されています。

特に注目されているのは、季節など時期的な影響を受けて価格が変動しやすい
食品やエネルギー品目を除いた生産者物価指数(コア指数)です。

欧州中央銀行 (ECB) は2%の物価上昇率 (インフレ率) を
目標にしています。

なので金利を決定するために
生産者物価指数の動向は重要な判断材料のひとつとしています。

<発表時期>

ユーロ圏:毎月上旬の日本時間19:00ごろ (夏時間は18:00ごろ)
ドイツ:毎月20日ごろの日本時間16:00ごろ (夏時間は15:00ごろ)
フランス:毎月下旬の日本時間16:45ごろ (夏時間は15:45ごろ)

<消費者物価指数 (CPI)>

消費者物価指数 とは
消費者が購入するモノやサービスなどの
物価の動きを把握するための統計指標です。

過度なインフレやデフレが進むと、
中央銀行が金融政策によってコントロールし、
為替相場にも影響が出てきます。

<発表時期>
ユーロ圏:毎月上旬の日本時間19:00ごろ (夏時間は18:00ごろ)
ドイツ:毎月20日ごろの日本時間16:00ごろ (夏時間は15:00ごろ)
フランス:毎月下旬の日本時間16:45ごろ (夏時間は15:45ごろ)

<失業率>

失業率とは労働力人口に占める完全失業者の割合を示します。

世界の中央銀行の多くは、
金融政策を通じて物価とともに
雇用の改善に取り組む責任を負っています。

そのため、失業率の変動は為替相場にも影響を及ぼすことがあります。

<発表時期>
ユーロ圏:毎月上旬の日本時間19:00ごろ (夏時間は18:00ごろ)
ドイツ:毎月20日ごろの日本時間18:00ごろ (夏時間は17:00ごろ)
フランス:毎月下旬の日本時間15:00ごろ (夏時間は14:00ごろ)

<ZEW景況感調査>

ドイツの民間調査会社ZEW (欧州経済センター) が発表している
景況感に関する指数調査のことです。

向こう6ヵ月間の景気がどのようなものなのか
という見通しに関する経済アナリストへの調査に基づく指数で、
50を超えると景気がよいと判断されます。

<発表時期>
毎月中旬の日本時間19:00ごろ (夏時間は18:00ごろ)

<IFO景況指数>

景気転換の先行指標のことです。

50が景気動向の良し悪しを測る分岐点になります。
主要経済指標の中で最も早く発表される特徴があります。

IFO景況指数はドイツの公的研究機関IFO経済研究所が同国企業約7000社を
対象に行った景気動向調査に基づく景気先行指数です。

<発表時期>
毎月下旬の日本時間18:00ごろ (夏時間は17:00ごろ)

<製造業PMI>

PMIは、"Purchasing Manager's Index"の略で、
「購買担当者景気指数」とも呼ばれます。

製造業やサービス業の購買担当者を対象にアンケート調査や聞き取りなどを行い、
新規受注や生産高、受注残、価格、雇用、
購買数量などの指数に一定の比重を掛けて算出する指数のことをいいます。

ユーロの場合、民間金融調査会社マークイットが発表します。

米国のISM 製造業景況指数と同じく景気転換の先行指標として注目されています。

<発表時期>
毎月下旬の日本時間19:00ごろ (夏時間は18:00ごろ)




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