トップ基礎知識・始め方 > 現在のページ

中央銀行の金融政策について知ろう


チャート




金融政策は、国が発行している通貨の量やインフレの状態をコントロールして
経済のバランスを保つために、各国の中央銀行が行うものです。

外国為替市場は、通貨そのものを売買するマーケットなので
各国の政策金利の動向には非常に敏感に反応します。

通貨の金利水準を決める政策金利の変更は、
金融政策の中でも最重要なものです。

それはだいたい月に1回の割合で開かれる
各国の中央銀行の審議委員による会議で決定されます。

政策決定の過程には、すでに発表されている
様々な経済指標やそれに基づく景気見通しなどが深くかかわってきます。

したがって決定内容よりも。なぜその決定に至ったかを示す
「声明文」にマーケットは反応することが多いです。

金融政策を決定した会議の議事録なども後で公表されるが、
その決定過程などが話題となって、さらに為替レートが動くことがあります。

米国の金融政策

米国では連邦準備制度理事会(FRB)が開く連邦公開市場委員会(FOMC)
が最高決定機関で、少なくとも年8回開催されています。

連邦公開市場委員会(FOMC)の信頼は高いため、
市場の寄せる関心はとても大きいです。

また、米国の金融政策は、基軸通貨であるドルの価値を左右するので、
為替市場では注目度の高いものとなります。

また米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は、日本銀行のようにひとつの銀行
の下に各地域の支店があるという組織ではなく、12のそれぞれ独立した
地区連銀の上に統括する組織として存在しています。

連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーは
7人の理事と各地区連銀の総裁5人の計12人です。

ニューヨーク連銀総裁以外は、残り11行の総裁の持ち回りとなっている
ため、議決権のある地区連銀トップの発言には、日ごろから注目が集まることになります。

ユーロの金融政策

ユーロ圏の金融政策を決定する中央銀行にあたるものが
欧州中央銀行(ECB)です。

欧州中央銀行(ECB)は総裁、副総裁および4人の理事で
構成する役員会と、ユーロ参加国の中央銀行総裁によって構成される
運営理事会で成り立っており、金融政策決定のための会合は、月に
1度開催されています。

ユーロに通貨統合が行われた1999年まではドイツの中央銀行が
圧倒的に欧州経済をリードしていたことや、
ECBの組織もドイツ中央銀行を模して作られていることから
ドイツの経済指標がユーロの政策金利決定の最重要要因となっています。

ユーロが準備通貨に組みいられるなどして、信認も高まってきたことで、
ECB総裁の発言などが為替市場に大きな影響を与えます。

欧州は大戦後に何度もハイパーインフレを経験したため、
インフレに対する警戒感がたいへん強く、金利の引き下げには慎重
であるという特徴があります。

日本の金融政策

日本の通貨の地位は下がりつつありますが、為替市場の
影響は依然として大きいものがあります。

日本の金融政策決定会合は、
日本銀行によって月1回開かれます。

長期のデフレ経済に陥った日本では、
超低金利の状態が今も10年以上続いています。

世界における円の地位は低下してきていますが、
為替市場への影響は現在も決して小さくありません。

特に円高に対してネガティブな反応として、
日銀では過去に膨大な額の市場介入を行ってきました。

市場介入とは、中央銀行などの通貨当局が自国通貨レート
の安定を目的に外国為替市場で取引を行うことです。




<関連ページ>