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NZドルの特徴


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ニュージーランドはオーストラリアと同じ英連邦の国です。

その通貨がニュージーランドドルで、通称として「キーウィ」と呼ばれています。

オーストラリア、カナダ、南アフリカなど天然資源に恵まれる国の通貨
とともに、マーケットでは資源国通貨として認識されています。

しかし資源国と言われながらも、貿易の中心は農産物や木材の輸出に
とどまっています。天然ガスなど多少の資源はありますが、貿易を牽引するほどの
力はないのが実情です。

資源国であるオーストラリアに対し、
ニュージーランドは原油や石炭、
鉄鉱石といった資源の埋蔵量は少なく、
乳製品や食肉、羊毛など畜産物の輸出量が多い農業国です。

輸出品の約6~7割は畜産物などの一次産品で、
主な輸出相手国は中国、オーストラリア、米国、日本など。とくに中国向け
、オーストラリア向けの輸出がそれぞれ全体の19.9%、17.5%を占めており、
ニュージーランド経済は両国の景気動向に左右されやすい側面を持っています
(2014年実績、日本貿易振興機構の統計データより) 。

貿易収支は赤字で、経済規模でもオーストラリアの5分の1以下程度です。

一方でニュージーランドの金利は、豪ドルと同じように
高い水準を維持しています。

そのために、投資対象として高い人気を保持しています。

しかし、国内経済に投資資金が集中しすぎるという問題もあります。

豪ドル、ニュージーランドドルなどが高金利であることの理由は

国の経済規模が小さく短期資金がつねに足りないために、高めに設定している
からだと言われています。

また、ニュージーランドドルは流動性が低い特徴があります。

高金利通貨で機関投資家などにも好まれる通貨ですが、
貿易赤字などの問題によっては激しい値動きを見せる可能性もあります。

ニュージーランドの政策金利の推移

豪ドルと同じように高金利政策がとられています。

貿易のほとんどがオーストラリア向けで、同じ経済圏を形成しているため、
経済状態も金融政策の傾向もオーストラリアとほとんど同じと見てよいと思います。

しかし政策金利は豪ドルよりも若干高めに設定されていることが多いです。

豪ドルの値動き

政治的、経済的にオーストラリアとの結びつきが強いため
オーストラリアの経済状態にも左右されやすい特徴があります。

このため為替市場では同一視されていて、為替レートは豪ドルの動きと
ほとんど同じように動くと言う特徴を持っています。

流動性が低いため2008年の金融危機ではニュージーランド円は65%と豪ドル
円よりも1割弱も余分に下落することになりました。

NZドルは政策金利や貿易収支によって荒い値動きをする

高金利通貨であることで豪ドルとならび機関投資家などから人気を
集めているために、政策金利の引き下げはニュージーランドドルの下落要因
となります。

世界の投資家心理がリスクオン
(リスク選好) のときには買われやすく、
リスクオフ (リスク回避) のときには売られやすい傾向があります。

また、豪ドルよりもさらに流通通貨の量も少ないため、荒い値動きを
見せることあります。

投資資金による外貨で資本収支を抑えたい反面、輸出国として、
通貨高そのものが経済を低迷させる要因になるというジレンマを抱えています。

豪ドルに連動しやすいことから資源国通貨のように思われがちですが、
ニュージーランドドル相場は、
原油や鉄、銅といった資源価格よりも、世界の農産物市況に影響を受けます。

とくにミルク価格は、
ニュージーランドドル相場の行方を予想するうえで重要な指標のひとつです。
また、ニュージーランドおよび世界全体における
干ばつ・水害などの動向がニュージーランドドル相場に影響を与えることもあります。

注意すべき経済指標

NZドルで注意すべき経済指標は以下の4つです。

・消費者物価指数 (CPI)
・失業率
・GDP (国内総生産)
・貿易収支

<消費者物価指数 (CPI)について>

消費者物価指数とは、
消費者が購入するモノやサービスなどの
物価の動きを把握するための統計指標のことです。

ニュージーランド準備銀行 (中央銀行) は
年1~3%の物価上昇率(インフレ率)に対して
政府・中央銀行が一定の範囲の目標を定め、
それに収まるように金融政策行っており、

消費者物価指数がこれを下回ると金融緩和、
上回ると金融引き締めになる可能性があります。

<発表時期>
1・4・7・10月中旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)

<失業率について>

失業率とは労働力人口に占める完全失業者の割合のことです。

ニュージーランドドルは、
失業率の発表直後に価格が大きく変動することが多いです。

失業率はニュージーランド統計局が四半期ごとに発表しています。

<発表時期>
2・5・8・11月上旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)

<GDP (国内総生産)について>

GDP (国内総生産)とは国の中で一定期間にモノやサービスの
生産・提供を通じて新たにどれだけの付加価値
(モノやサービスの生産額から原材料などの中間生産物の額を差し引いたもの)
が生み出されたのかを表す数値です。

GDP成長率が大きく変化した場合、
ニュージーランドドル相場に影響を及ぼすこともあります。

ニュージーランド統計局が四半期ごとに発表しています。

<発表時期>
3・6・9・12月下旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)

<貿易収支について>

貿易収支とは国際収支のなかで財の輸出入の差額を示す勘定のことです。

ニュージーランド経済は農産品輸出への依存度が高いため、
貿易収支の黒字が拡大すると
ニュージーランドドルも買われやすくなる特徴があります。

<発表時期>
毎月下旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)




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