トップ基礎知識・始め方 > 現在のページ

リスク指向とリスク回避について


チャート




金融マーケットにおいてリスクが高いというのは、値動きが激しく、
将来の価値の予測が困難なものであることをいいます。

金融マーケットの代表的名な4つの市場は

為替、株式、債券、商品です。

このこの4つのマーケットに属する金融商品としてリスクの大きい順番に
並べてみると商品、株、為替、金利(債券)の順番になります。

世の中のお金が溢れるとマーケット全体の価格が上がっていきます。

すると新たな資金流入も期待できるようになります。

このときはマーケットのリスクの許容度が高いことを意味します。

リスク許容度が上がると商品の代表格である原油価格が上がっていき
株価も上昇することになります。

このように資産価値が上がっていくと、リスク許容度はさらに上がっていきます。

すると、新たに投資をするための余力が出てきて、さらなる商品などの買い増しが行われます。

買い増しが行われると、株価はさらに上昇します。

このように、リスク許容度の高い時は商品や株価が上昇します。

リスク量の増減が為替動向にも影響

土地や株が下がり続けているときは、投資余力がなくなり、リスク資産には
新規のお金が入ってこなくなります。

この場合、リスクの低い金融商品や債券などといった
確定利回り商品へ流れていくことになります。

キャピタルゲインよりもインカムゲインを投資家は狙いにいきます。

株式投資の10%リターンというのは短期間でも期待できる
数値ですが、1年ほど待ってやっと3%や5%の低い利息を
選択せざるおえなくなるのです。

これはマーケットがそれだけリスクをとることにたいして消極的に
なっているということです。

こうした動きで市場全体の相関性をまとめると

市場に対してリスク指向であるのかリスク回避であるのかが分かれます。

金融危機以降は、
リスク量の増減が外国為替のマーケット動向を支配するようになりました。

為替市場においてリスク許容度が問題になるのは、
原油や銀といった値動きの激しいものがどれくらい市場参加者に
好まれて取引されているのかといったことに関係してきます。

危なさという観点からは市場参加者は誰も手を出しなくないでしょう。

それでも必要とされるものは
限りある資源だったり、値段に構わず必要ならば、購入しないといけない
食品や原材料だからです。

このように、手を出したくないはずの分野にまで投資マネーが向かうかどうかで
市場全体のリスクに向かう様子が計れるということになります。

クロス円の値動きに要注意

2008年の金融危機以降は、あまり円キャリートレードという
言葉は聞かなくなりました。

かわりにリスクがどれくらいあるのかが問題になることが
多くなっています。

そして主に株価の変動が激しい時などはまさしく、
市場はリスク回避の様相を呈することが多くなってきました。

このような市場参加者によるリスク回避における動きは
キャリートレードの動きと酷似しています。

リスク指向でリスク資産が大きく買われる局面では円売りが進み、
円の全面安になります。

円がらみの通貨ペアは為替レートが値上がることがあります。

これは、ドル円だけでなく、ユーロ円や豪ドル円なども一斉に価格が
上がると覚えておきましょう。

その反対にリスク回避が強まる時には、すなわち株や商品といったリスク資産の価値が
なんらかの理由で下落に向かっている時は、円が買い戻されることになり円の全面高になります。

こうした円が中心となり動きを感知するためには、クロス円、とくにユーロ円
の値動きを追うのが有効だと思われます。

もちろんドル円でも良いのですが
ドルとしての要素も加わるため、はっきりしない面もあります。

株価の動きがリスクのありようを決定し、為替相場にも影響を
与えています。

また、従来は為替相場の主役であったユーロドルやドル円も、
クロス円の動きに引っ張られることが多くなってきました。




<関連ページ>