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南アフリカランド


チャート




南アフリカは英連邦に属しています。

特にダイアモンド、金の世界的な産出国で、埋蔵量、
生産量ともに世界1位です。

さらに欧米の自動車工場などの生産拠点にもなるなど、近年は高い経済成長を遂げて
きました。

欧州との経済的な結びつきは強く、近年の急発展は
欧州経済によるところが大きいです。

この南アフリカの通貨が南アフリカランドです。

政策金利も高く、高金利通貨でもあります。

しかしながら高い経済成長を遂げた反面、インフレ率も高いのが
南アフリカの特徴です。

さらに長年のアパルトヘイト(人種隔離政策)
に端を発する様々な問題を抱えています。

民主化政策を実施後も、白人と黒人の格差は容易に
埋まることは無く、社会問題は深刻です。

いまだ犯罪率、失業率ともに高く、さまざまな政治的、社会的リスク
が高いということも投資をするにあたって、考慮しなければいけません。

ただし、政治主導による格差是正措置も少しずつながら効果を発揮しています。

南アフリカ共和国の政策金利の推移2005年まで金利を大幅に下げたことで
南アフリカ経済は成長軌道となりました。

しかしインフレ懸念から12%まで政策金利の引き締めを行い
金融危機後は継続的に金利を引き下げていて、2010年に入っても
さらに6.5%まで金利の引き下げを行っています。

南アフリカ共和国は経済成長が期待されている主要新興国BRICs (ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ) の一国ですが
2014年の経済成長率は1.5%と低水準 (日本貿易振興機構の統計データより、以下同) 。

インフレやストライキに苦しみ、ここ数年、経済は伸び悩んでいます。
失業率も非常に高く (2014年は23.3%) 、社会不安や治安の悪化にも結び付いてい特徴があります。

南アフリカランドの金利は高水準です。

こうした背景から南アフリカでは給与の上昇圧力が強く、
インフレ傾向が続いています。

そのため南アフリカの金利は恒常的に高い水準を維持しているのです。

主要新興国の一国であるとともに、金利水準が高いことから、
南アフリカランドは世界中の投資家から高い人気を集めています。

南アフリカ経済が良好なときだけでなく、
世界経済が安定してリスクオン (リスク選好) のムードが高まっているときには、
世界中から資金が集まり、南アフリカランドが上昇しやすくなります。

逆に世界的な金融危機などでリスクオフ (リスク回避) 傾向が強まると、
資金が流出して南アフリカランドは大きく下落します。

失業率、貿易収支など経済指標の月次の変動が大きくなりやすいのも南アフリカ経済の特徴です。
指標が極端に動いたときは、南アフリカランド相場も大きく変動する可能性があります。

また、南アフリカは中国との貿易が多いため、
中国経済の好不調も南アフリカランド相場に影響することがあります。

ランド円の注意点

南アフリカランドは高金利通貨の代表例です。

日本でも高金利をセールスポイントにしてランド債などが
盛んに販売されてきました。

しかし金利が高いからと素直に買って持ってればいいと
いうわけではありません。

金融危機においてランド円は2006年の高値から60%
以上も下落を余儀なくされました。

そもそもなぜ高金利を維持しないといけないのか、FX取引をする際にはネガティブな面からも
考えてみる必要があります。

鉱物資源の動きと連動する

金などの貴金属の価格が上昇するごとに為替レートも影響を受けるのが南アフリカランドの
特徴です。

原油や金などの商品価格が上昇してくると、南アフリカランドの為替レートも
上昇してくる特徴があります。

南アフリカランドは資源国通貨ですが、高金利通貨といっても、国によって
ネックとなる問題は異なります。

南アフリカランドは流動性が低いこともあり乱交下しやすいので
投資をする際には細心の注意が必要です。

注目指標

南アフリカランドで注目すべき指標は以下の3つです。

・貿易収支
・製造業生産高
・実質小売売上高

<貿易収支について>

貿易収支とは国際収支のなかで財の輸出入の差額を示す勘定
のことです。

近年、南アフリカは資源輸出への依存度が低下しているとはいえ、
貿易収支の変化は南アフリカランド相場に少なからぬ影響を及ぼします。

南アフリカ歳入庁が毎月発表しています。

<発表時期>
毎月下旬の日本時間21:00ごろ

<製造業生産高について>

製造業生産高とは鉱工業生産の内訳である製造業の生産高のことです。
景気動向を判断する経済指標とされています。

前月比、前年同月比の製造業生産高の伸び率を示す指標でもあり
南アフリカ統計局が毎月発表しています。

<発表時期>
毎月上旬の日本時間20:00ごろ

<実質小売売上高について>

実質小売売上高とは小売・サービス業の月間売上高について、
サンプル調査をベースにした景気関連の経済指標のことです。

前月比および前年同月比の小売売上高の伸び率を示す指標でもあり、

南アフリカ統計局が毎月発表しています。

<発表時期>
毎月中旬の日本時間20:00ごろ




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